【 里穂 】 「んっ──ふぅ、ぅう、んんんぁ、あぁあっ!」
  全身がビクビクと震える。凪君とのエッチは、本当に、本当に気持ちがいい。
【 凪 】 「綺麗だよ里穂っ、はぁ、好きだよ里穂っ! 愛してる! ずっと大切にするっ! 好きだ里穂っ!」
【 里穂 】 「凪君っ……あっぁあ、言わないで、愛してるって言わないで……!」
 

夫にもされたことがない熱量で、気持ちをぶつけないで。
本当に私、戻れなくなる──。

【 里穂 】 「んんぁああっ!? 奥ダメぇ、ぐりぐりダメぇっ、あ、あ、あぁああっ……!!」
【 凪 】 「もう戻れないんだよ、俺たちっ……ううん、戻りたくないでしょ、里穂さんも……!」
【 凪 】 「おじさん、滅多に帰ってこないし! 帰ってきても優しくしてくれない! 十年以上も里穂をほったらかしにするおじさんと俺は違う!」
【 里穂 】 「あ、あぁ、あ、ああ、うぅ、んんんっ!」
【 凪 】 「ずっと愛し続けるからっ、赤ちゃん産んで! 俺の女になってよ里穂っ!」
【 里穂 】 「でも、でもぉっ、私っ、もう、どうしたら、いいのかっ……あ、ぁ、うぅっ……!」
【 凪 】 「受け入れてくれればいいんだ! ほら、イって……!」
【 里穂 】 「んんぁあっ……!!」
【 里穂 】 「あ、あ、あぁああっ……!!」
 

頭の中を支配する悩みを塗りつぶすような絶頂が訪れる。
私がイっても、凪君はおちんぽを止めない。

【 里穂 】 「あひっ、んひぃっ! あ、あ、ぁあっ!」
【 凪 】 「気持ちいいでしょ、里穂っ……! 2週間ぶりのセックスだよ……! 寂しかったでしょ……!?」
【 里穂 】 「んんうう、ぁ、ああ、ひぃ、ぁああっ……!」
 

──寂しかった。男性に強く求めて愛される、そのことに慣れきってしまったから。
ここ最近、ずっと寂しかった……!

【 凪 】 「里穂っ、好きだっ……! 愛してるんだっ……!」
【 里穂 】 「あ、ぁあ、あ、ああ、ぅううっ……!」
 

おまんこにひたすら与えられる快感。
頭で否定していても、体が求めてしまう快感に……私はとうとう、従った。

【 里穂 】 「凪君っ……私も、好きよ……」
【 凪 】 「嬉しいよ、里穂っ……! はぁっ、愛してる……赤ちゃん、産んでっ……!」
【 里穂 】 「んんんっ……それはっ……」
【 凪 】 「うんって言うまで、イカせまくる、からなっ……!」
  そうして、凪君のピストンは、ひたすら、ひたすらに続いて……。
【 里穂 】 「ぇあっ……あっ……はぁっ……あぁ、ぅうっ……んんっ……ぁああっ……」
【 凪 】 「言えよっ……産むって、言えって……」
【 里穂 】 「な、なぎ、くっ……うぁ、あっ……ふぅうっ……」
 

ベッドの上なのに、腰が抜けちゃってる。
イキすぎて、頭がぼうっとする……。
浮気の果てに妊娠してしまった赤ちゃんを産ませる、その言質を取るまで、凪君はこのエッチをやめないつもりなんだ……。

【 里穂 】 「──んぁ、ああ、あああっ……!!」
 

体に電流が流れたみたいに震える──何度目の絶頂だろう。
凪君はまだ一度もイっていないのに、私はもう、何十回も……。

【 里穂 】 「はあぁ、あ、あぁっ……! おちんぽ好き……凪君も好き……気持ち、いいのっ……ん、んぅっ……!」
【 凪 】 「気持ちいい、じゃないだろっ……産むって、言わなきゃ、ダメだろっ……!」
【 里穂 】 「あぁあ、はぁあ、あ、あぁああっ……!」
【 凪 】 「里穂の好きなキス、してやるっ……!」
【 里穂 】 「ふぅむむむっ! んむちゅる、んちゅるぅ、んれぇ、れぇえっ、んべぇ、れろっ、ちゅぱっ……!」
 

頭がもっと痺れる。ぐちゃぐちゃに蕩けて、凪君の──逞しい男性の舌を受け入れるたびに身体が震えて止まらない。

【 凪 】 「じゅるっ、れろっ……言えっ! 言えよ里穂、約束しろっ……じゅるる! 赤ちゃん産むって、お願いだからっ……じゅるうっ!」
【 里穂 】 「んん、んんぅちゅるるっ……んちゅ、ちゅぅうっ、んちゅ……!」
 

おちんぽで愛されて、汗だくになって、激しいキスを交わして。
赤ちゃんの部屋を強く、何度も、しつこくこねくり回されて……もう限界だった。

【 里穂 】 「んちゅるっ……産む、ぅっ……れる、れるぅ……!」
【 凪 】 「──っ!」
  キスしながらのもごもご喋り。往生際が悪くごまかしながら、でも、それを告げた途端、羽でもついたみたいに体が軽くなった。
【 里穂 】 「んちゅ、ちゅるるっ……産むわ、凪君の赤ちゃん、産む、からぁっ……れる、れるれるっ……!」